テレビCMの出稿パターン「絵柄」とは?
こんにちは! デジタルインテリジェンスの広報・PR担当の詩(うた)です! 今回は、スポットCMの買い付けで使われる「絵柄」について解説していきます。
スポットCMは、基本的には「どの曜日や時間帯に流れるかは原則テレビ局にお任せ」となりますが、実際はいくつかの買い方の「型」があります。その型のことを「絵柄」と言い、主に以下の4つがあります。自社の商品・サービスにあわせて、どの絵柄がいいかをキャンペーンや局ごとに決めていくのです。それぞれ詳しく説明していきましょう。
全日(ぜんじつ)型
一番安いのが「全日」という買い方です。5時から29時、月曜から日曜日まで「どの枠に流れるかおまかせします」というものです。
テレビ局側が好きな時間に入れていいので一番安く買うことができます。そのため、朝の5時に流されることもあれば、夕方18時に流されることもあり、CMを流す時間は指定できません。
主に自社の商品・サービスのターゲットが、オールターゲットまたは在宅主婦の方向けの場合に使用され、食品・日用品・薬品などの商品と相性が良いとされています。
ヨの字型
次に単価が安いのが「ヨの字」です。原則的に「朝の時間帯」と「夜の時間帯」と「土日とお昼の時間帯」にCMが流れます。何時までをヨの字にするかは広告主によります。
主に自社の商品・サービスのターゲットが、OLや主婦の方の場合に使用され、食品・日用品・薬品等・化粧品・家電などの商品と相性が良いとされています。
コの字型
平日のお昼の時間帯がないのが「コの字」という買い方です。ある程度流す時間を決められるため値段が高くなります。何時までをコの字にするかは広告主により、大きめのコの字だったり、24時止めのコの字にすることもあります。
自社の商品・サービスのターゲットが、ビジネスマンや学生の場合に使用され、飲料・精密機器・化粧品などの商品と相性が良いとされています。
逆L
平日の夜と土日だけというのが「逆L」型です。サラリーマンなどのお父さんだけがターゲットという場合に使用され、一番単価が高くなります。自社の商品・サービスのターゲットが、自動車・家電・映画などの商品と相性が良いとされています。
この4つ以外にも、いくつか絵柄は存在します。たとえば、アルコール商材だと業界規制があって18時以降しか出稿ができないため「一の字」と呼ばれる絵柄を使用したり、「二の字」と呼ばれる絵柄もあります。
ただし、一般的にはこの4つが主流であり、効率性を見ながら「全日にしよう」「今回はコの字にしよう」という会話が行われています。
ここまでが、テレビ出稿に使われる「絵柄」についての簡単な説明となります。ご理解いただけましたでしょうか?
それでは、また次回お会いしましょう!