先日、弊社ホームページを刷新しました。そのトップには「THE BIAS REMOVER(バイアスリムーバー)」という言葉を掲載しています。その言葉の通り、「バイアスを取り除く」という意味ですが、これこそ我々がクライアントの皆様に提供している価値であり、デジタルインテリジェンスの本質です。

　我々は、もともとテレビＣＭのプラニングを得意とし、その効率化をお手伝いしてきました。しかし、これはあくまで「手段」の話にすぎず、これをお手伝いするだけでは真の意味で「クライアントの伴走者」にはなれないと感じていました。

　そもそもクライアントやそのブランドが抱えている課題は何なのか、現在地と理想像のギャップはどれくらいあるのか。それら本質的な部分を共に考えることが、本当の意味で必要だと考えたのです。

　つまり、「手段」以前の、より上流にある「課題の本質」を捉えるということです。クライアントの伴走者として、第三者の視点でバイアスを排除し、真の課題抽出をお手伝いする。それが、我々デジタルインテリジェンスが提供する価値なのです。

　ありがたいことに、これまで多くの業種、企業の宣伝戦略に携わらせていただきました。その多くが、当初は「テレビＣＭの効率化」を模索して問い合わせてこられました。しかし、そうした手法の効率化だけではなく、そもそもの上流にある本質的な課題を共に考える。それが本当の意味でのコンサルティングだと考えています。

　自社や商品に対して、当事者としてバイアスを取り除くことは非常に難しいことです。バイアスが働くと、課題の本質が見抜けず、手法にばかり目が向いてしまうことが往々にしてあります。

　宣伝において、真の意味での課題を抽出し、目的を達成する。そのために我々は「バイアスリムーバー」として、今後も皆さんの宣伝戦略をサポートしたく存じます。

　デジタルインテリジェンス代表　戸村恵太